波動は総観場が変わらなければ定在波として維持されるため、停滞性の上層雲が観測されると考えられる。 (注:この色付けはレーダーで観測した降水強度を示したものではありません。
地形性巻雲は、山岳越えの強い風の吹く安定成層中に発生するため、巻雲を構成する氷晶の粒径は小さく、強い上昇気流を伴った活発な積乱雲域の雲頂にある氷晶と同程度の大きさとなるためである。
こうした条件では、山脈により励起された波動が上層まで伝わり、上層が湿っていれば波動による上昇流域で地形性巻雲が発生する。
雨を伴うような発達した雲は厚みがあり、太陽光を強く反射するため白く写り、視覚的にわかりやすい画像です。
可視画像では、矢印で示した雲の下が透けて見えることから、この雲は上層に発生する巻雲であることがわかる。
奥羽山脈東の風下に発生した地形性巻雲を示した(矢印)。
これらの観測結果を雲画像として表示することで、見慣れた「衛星画像」となります。
関係機関に感謝いたします。 赤味がかった領域は特に雲頂高度が高いことを意味しています。
もご確認ください。
可視画像 可視画像は、雲や地表面によって反射された太陽光を観測した画像です。
気象庁ホームページのコンテンツを利用しているページでは、「凡例」表示などに、コンテンツの名称などを記載をしています。 その中の雲パターンOがオープンセルで、おおよそ低気圧性の循環内に存在している。 日中対流雲画像 (Day convective storm RGB)• 地形性巻雲 山脈の風下側に発生する停滞性の上層雲を「地形性巻雲」と呼ぶ。
17オープンセル 衛星画像で、雲のない領域を取り囲んだドーナツ状あるいはU字状の雲パターンをオープンセルと呼ぶ。 詳細はをご覧ください。
図3には、当日00UTCの仙台付近の数値予報格子点値 GSM のエマグラムを示した。
風速が大きくなるのに従って不規則さを増して、流れに沿って広がる形が多くなる。
これによると、下層の風速が20kt以下のときは、多角形またはドーナツ状に見えるが、風速が20ktを超えると雲の無い部分を取り囲むリング形の雲が崩れ始め、U字形状となる。 なお、この地形性巻雲は、図4で示すようにDayconvectivestormRGB画像では強い上昇気流を伴った活発な積乱雲域と同じ色調となるため注意が必要である。
9ある時刻に開始されたこの基本単位の中で行われるフルディスク観測、日本域観測、機動観測の観測時刻は以下のようになります。
Baderetal. また、2. 2017年6月20日11時00分(日本時)の可視画像(左:白黒、右:カラー) 赤外画像 赤外画像は、雲、地表面、大気から放射される赤外線を観測した画像です。
RGB合成画像 RGB合成画像は、数種類の観測画像の情報を1つのカラー画像に凝縮して表示する技術を用いた画像です。
すべて、閲覧される方の自己責任で利用してください。 Sumida, 2018: True color imagery rendering for Himawari-8 with a color reproduction approach based on the CIE XYZ color system. 図3は、2016年2月12日00UTCの可視バンドによるTrue Color RGB画像で、寒気場となった日本の東海上には多種多様な雲パターンが出現している。
風速や風向の鉛直シアが小さい時はドーナツパターンを維持するが、鉛直シアが大きくなったり風速が強くなると環状部分が崩れたり、オープンセルパターンにはならない。
画像の種類 気象庁ホームページの10分ごとの気象衛星のページには「可視画像」、「赤外画像」、「水蒸気画像」があります。