数値積分で定量的な評価をすることが目的か、運動方程式の形から運動の性質をつかむことが目的か、というところも効いていると思います。
15しかし通常はそんなことは全く気にしなくて良い。 このあたりの数学的な厳密な取り扱いは、残念ながら私の手に余ります。
式を仮想仕事の原理の形に書き換えると 7 となりますが、教科書によっては慣性力と力の釣り合いを強調して 8 と書くことが多いです。
そのうえで、ケインの方法では微分の作業は速度から加速度を求める部分だけで、計算機に任せられる形が比較的はやく出てくる気がします。
方程式の詳細 [ ] 以上ではオイラー=ラグランジュ方程式の物理学的な側面を説明したが、方程式そのものは物理学とは無関係に定式化できるので、 まず物理学的な背景から離れて方程式を説明し、その後で方程式のニュートン力学的な解釈を説明する。 また新たな物理学の分野を探求する際、ラグランジアンやハミルトニアンを定義できれば、 そこからオイラー=ラグランジュ方程式や正準方程式に対応する方程式を定式化できることから、 この方程式は未知の領域において基礎方程式を導出する為の強力な手段となる。
ある座標値が3でそれが6に変換されるなら、その1秒後も座標3は6に変換されるという意味である。
まとめ 今回は、システムのエネルギーからラグランジュ方程式を用いて運動方程式を求める方法を紹介しました。
普通の位置エネルギーなら依存することはないはず。 簡単のため1次元とする。
運動方程式を立てるという目的に対して、ラグランジュの運動方程式の良い点などがあればお教えください。
大学の機械力学では多体系にはラグランジュの運動方程式を使うしかないような教え方になっていますが(少なくとも私の卒業した大学では)、2自由度、3自由度と増えていくと、微分や運動エネルギーが手計算では結構しんどいです。
何を言っているかというと、各座標の最初と最後の値が決まってもその間で座標が時間と共にどのように変化するかはいろんな可能性が考えられる。
束縛 が2個なら、束縛 可能な経路 を表す曲線に対して垂直な力が束縛力です。
つくづくこういうところで止まらないのが天才のすごいところだなあ、と思う。
そういうわけで、ラグランジアンというのは慣性系ごとに異なる値を持つ。 証明はとても簡単で、 を時間で微分すると ここで時間で微分するとは が時間のみの関数であるとして微分することです。
またにおける方程式は、曲線の長さをラグランジアンとした場合のオイラー=ラグランジュ方程式である。 拘束条件とは、例えば粒子が球面上しか動けないとか、2つの粒子の距離が不変に保たれているなどのように運動を制限するものである。
例: 振り子を支えるカ ここで、束縛力とは何なのか、そもそもどのように定義できるのかを考えてみましょう。
ラグランジュ方程式とは何かというものを知りたければそこだけ読めばよい。
このように最小作用の原理からオイラー=ラグランジュ方程式に対応する式を得るという方針は、様々な基礎方程式に統一的な視点を与える事ができる。 は外力のうち、非保存力の部分の一般化力です。 6 が束縛力以外の力、 が束縛力で系の運動を束縛に合わせる力です。
16しかし通常どの慣性系での運動エネルギーを使うかは、最も式が簡単なものを採用するに決まっているので気にしなくて良い。
はじめに この記事では、ラグランジュの運動方程式を導出の仕方を解説します。
(ここでは振り子の長さは一定であると仮定している)。
…続きを読む. だから時間を含むラグランジアンなど考える必要は全くない。 例えば垂直抗力は変位の方向と力が垂直ですし、ロープの張力はロープの両端で張力によるエネルギーの得失が発生して正味0になります。
しかし、解析力学では、束縛力を直接扱わずに式を立てられるため、運動方程式が非常に単純化されます。 ですが、ラグランジュの方法だと速度の2乗に相当する項を微分、偏微分するという計算機では難しい、 人間がやる計算の量が多いと思うのです。
なお、ドットは時間による微分を表す。
図2-7 円錐ばね振り子. 2つの公式の証明 ここで、後で使う2つの公式を導いておきます。
ラグランジュの運動方程式は、系の運動エネルギーと系に加わる力から、系の運動を導き出す運動方程式です。 これは最も重要な恒等式である。
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また、ラグランジアンは一般化力に対応する一般化ポテンシャルのように働く。