毎日、死を考えていたら物事が前に進まないから。 地味な高校生男子「僕」と、人気者女子「山内桜良」の恋愛を描いたストーリー。
本当に、涙を堪えることが難しい結末です。
死ぬことに変わりがないとしても。
知らなかった彼女の想いに、僕は我慢していた涙を流した。 本書引用 と言った返しも秀逸でうまいなと。 いつの日かの、山内桜良と僕のやり取りと同じように、今度は山内桜良の親友で、僕の友達の恭子と2人で。
1新しいタイトルもどんどん掲載しています。
その日、「僕」は彼女に、思いのたけをぶつけた1通のメールを送っていました。
その日記帳の中に綴られていたのは、彼女が肝臓の病気で、余命がもう長くはないという事でした。
もし今、あなたは明日死にますと言われた場合、自分は何を思って何をするだろうかと考えた時、やはり一番に思うことは、まだ死にたくない、でした。 もうそれはクラスメイトではないのな。
14私は常に、「ありがとう」の言葉こそ最高の見返りだと思っています。
それでも、本書ならではの感動と感心する展開があったのは事実。
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だから、彼とともに最後の時を過ごすのですが。 「僕」が変わったとしたら、それも、変わるという選択を僕がしたから。 「いいよ、なんでも答えるよ?ファーストキスの話とか聞く?」 「せっかく得た権利をそんなエレベーターよりも下らない質問に使えないよ」 「……エレベーターって別に下るよね?」 「そうだよ? だから? 意味あること言ったとでも思った?」 彼女はうわははっと上機嫌に笑った。
16本音を見せない会話が好き この作品の魅力は何と言っても二人の掛け合いですね 読んでいて面白いです。
桜良の言葉に、心が揺さぶられます。
言い換えると「ガムをもらうこと」の「返礼」として「彼と友だちになる」ことを選びました。
やっと行動を起こした) すなおに感情を伝えた1通のメール、変われた「僕」が心の底からつづったメール。 ただ、その割には少年の言葉が奇異なものでしたが。 余談ですが、誤った表記がとても多い。
13桜良は彼のことをどう思っていたのか。 主人公の男の子は名前がはっきり書かれない。
物語は中盤の大所。
」 娘は私。
お待たせいたしました。
思わず「早くコクれよ、早く好きっ、て言えよ」と心のなかで叫ぶ私。
これは、いままで読んできた悲しい系の小説とは一線を画しているように思います。
自分を強く持っているとは思うが、そうか、俺の話し方とか雰囲気ってこんな感じなんかな。
さらに映画化。
教員の立場から見た読書感想文 教員の立場から見ると、本読ませたいという思いはありますが、実際にそれを目に見える形で成果を表すにはなかなか難しいものです。
そしてそれとは正反対に、「山内桜良」は明るく、友人も沢山いて恋愛にも積極的な、活発な女の子です。